すでに古いニュースになってしまいましたが、Palm OS 6 ライセンス供与開始のニュースリリースが出ました。
SONY CLIE シリーズなどの Palm シリーズ最新のOSになります。
ライセンシー(OSの供給を受けて機器を販売するメーカー。SONYなど)には昨年末にリリースしたとのことなので、このOSを採用した製品の発売は3ヵ月後くらい、、、春になるでしょうか。
まだ、概要が発表されただけで、具体的にどんな機能が搭載されるのかとか技術的な詳細については公表されていないようです。2/10-12 に SAN JOSE でPalmSource Developer Conference 2004 が行われますので、そこで発表されるのではないかと思われます。
そういう段階ではあるのですが、とりあえず現時点での自分の認識を以下に。
そもそも、現行のPalm OS 5 はARM機用として誕生したわけなのですが、実際の動作としては ARM ネイティブ動作はおまけで、68k環境のエミュレーション動作がメインでした。実力を出し切れていなかったと言えるでしょう。
これが大幅に刷新されARMネイティブでマルチタスク、メモリー保護、セキュリティ機能などが強化されてくると思われます。誤解が多いようなのですが、従来もOS自体はマルチタスク動作していましたが、同時起動アプリケーションが一つ、基本的にシングルスレッド動作という制約が課されていました。この制約がどのように取り払われたのかは、かなり重要なポイントになります。間に合わせの拡張に終わっているのか、根本的な作り直しが行われているのか。将来を睨むなら、根本的な作り直しが行われていないと、Palmに未来は無い、と見ています。
さて、ではこれが実際の使い勝手にどのような影響が出るか、、、ですが、当面はデメリットの方が目立つものと思われます。おそらく、当面は動作しないアプリケーションがたくさんあるってのが一番でかい影響になるんじゃないでしょうか(^^;
飽くまで想像なのですが、Palm OS 6ではOS 6上で OS 5のエミュレーション環境が動作し、その上で旧アプリケーションが動作する形になる可能性が高いと見てます。言ってみれば、WindowsでDOSアプリケーションを実行するようなイメージです。タイミング制御などシングルスレッド動作に依存するようなプログラムは動作がおかしくなったり機能が制限される可能性が高いと思います。
Palm OS 5 の段階で、いわゆる行儀の悪いアプリは作りにくくはなっていたのですが、Palm OSの機能不足を補うためにやむを得ず裏技を使っているアプリは少なくないため、痒いところに手が届く系のアプリほど厳しいんではないかと、、、
悪いことばかり書いてちゃいけませんね(^^;
逆にOS 6の(OS 5と比べて)モダンなOSの仕組みを前提としてプログラムを作成するならば、今まではどうあがいても出来なかったようなことがやすやすと実現できるってこともあります。例えば、ネットワーク系などマルチスレッド動作が向いているものは、操作性や動作をかなり改善出来るんじゃないかと期待してます。当然、プログラミングのスキルにもそれなりのものが求められますが、新たな可能性が広がるでしょう。
私的には、デバイス自体の動作(OSも含む)が安定し、ネイティブアプリケーションがある程度出揃うまでは、待ち、と判断したいところなんですが、アプリケーションの開発も始めたことですし、出来るだけ早いタイミングで追って行きたいと思っています。
Palmにこだわる意味は無いので、OS 6 の状況次第ではあっさりと他のプラットホームに移ってしまうかもしれませんが(笑)
#風邪ひいて昨晩から寝込んでたのがようやく復活。
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